こんにちは、ヤコです。
貸し靴で滑ってしばらくしたら、マイシューズが欲しくなるものです。でも、「とりあえずファーストマイシューズは中古でもいいんじゃないかな?」という人、割といるんじゃないかと思います。
最初はそれでもいいと思います。しばらく中古で滑ってみて、「やっぱり新しいのが欲しいな」と思えるくらいにのめり込んだら、そこで新しい靴の購入を考えればいいんじゃないかな。
でも、中古の靴を買うには注意すべきポイントがあります。
まず、現物を見て触って確認できない
そして、試着できない
この問題は大きいです。
でもうまく探せばお得な中古品もチラホラありますから、次のコツを参考にしてみてくださいね。
折れてないかどうかを見極める
初心者の頃は知らなかった、シューズの「折れ」。
折れる?
こういうのだよ
こういうしわが入っているものは、中の部分が折れてしまっているので、しっかり足首を固定することができません。要するにもうヘタっている靴です。
ただし選手の中には「少し折れているぐらいの柔らかさが好き」という人もいますので、折れたら即使えないというわけでもありません。ただ購入するとなれば、おすすめできないかな。
自分で履きならして柔らかくするのと、最初から折れているのは違いますからね。
なかなかしっかり折れているのも出品されているので、これには注意が必要です。
逆に、多少の傷がついているのはある程度は仕方がないかも。
革が剥がれた部分や、ブレードが当たった跡ですね。これには目をつぶっても問題ないと思います。滑る分には大丈夫ですし、遠目だとわかりません。
ブレードが付いている場合、研ぎしろを見る
ブレードもついてる! ラッキー!
はやく落札しなきゃ!
まあまあ、慌てないで
ブレードちゃんと見た?
ちゃんと?
まずは慌てずにそのブレードを拡大して見てみてください。
研ぎしろはありますか?
スケートシューズの刃は滑っているとナマクラになっていくので、定期的に研磨してもらいます。
研いでいくとだんだん刃は減っていくので、研ぎしろがなくなったらそのブレードは使えません。ブレード込みの値段で買ったのに、すぐにブレード取り換えになってしまうと悲しすぎる。
逆に、少し錆びているくらいなら、研磨に出せばなんとかなります
靴ひもフック(シューレースフック、ブーツフック)が壊れていないか
取れてしまっているのはもちろんダメですが、曲がって折れそうになっていないかも見てみてください。
スケートシューズは上までしっかり結びます。フックが使えないと困りますから、ぬかりなくチェックしましょう。
これが一番難しい。靴のサイズは自分に合っているか
子供の場合は少しだけ大きめを買う場合がありますが、オトナが大きめを買うのはお勧めしません。だってオトナは今から足が育たないから。スケート靴は窮屈なぐらいがちょうどだと言われています。
EDEAのページにも↓
How can I check to see if I have the correct size?
出品者に質問することができるなら、靴の中敷きを外して実寸を測ってもらってください。(メジャーをあてた画像があるとわかりやすいです。)
で、それが自分の足のサイズ(スケートするときに履く靴下を履いて、紙の上に立ち、鉛筆でぐるっと一周して足型をとり、その長さを計測)と合うかどうかを見ます。
スニーカーなら爪先に1センチほど余裕があるのが理想だということですが、スケート靴はもっと窮屈なのが理想です。自分のスニーカーの中敷きの長さも測ってみて、スケート靴の中敷きの方がマイナス0.5センチ(~1センチ弱)ぐらいになると良いのではないかと思います。
ただし靴幅にもよります。メルカリ等でシューズを買う場合、試し履きができないのがほんとうに難点。
甲高幅広、または細身の足の方は、靴の長さで調節するのではなく、自分に合った靴幅を選択するほうが良いです。
↓こちらのサイズ比較表が便利なのでぜひ参考にしてみてください。
「アイススケートプロショップマキ」参考サイズ表
フリマアプリやオークションでは、たいていの場合は返品不可となっているものです。予想と違っていた場合、その靴を自分が処分しなくてはならなくなります。
中古とはいえ、自分に合った靴に出会いたいですよね。
というわけで、フリマアプリやオークションで中古のスケート靴を手に入れるために注意すべきこと4つ。
・折れていないもの
・ブレードが付いているなら、研ぎしろがまだあるもの
・靴ひもフックが壊れていないもの
・中敷きのサイズ確認
あとは誠意ある出品者さんと出会えること。
ちょっとフリマサイトを覗いてみたら、ブレードの名前を間違えている人や、バレエ関連のタグをつけている人も。(なぜ?)
・研磨してあるか
・どのくらい履いたか
・コブ出し、またはヒート(どちらも靴が当たって痛い部分を広げる技術)をしたか
など、気になることがあれば聞いてみて、きちんとした答えが返ってくると安心です。
スケートを知らない人から買うのは少し心配。出品者さんの情報もちゃんとチェックしてみてくださいね。
健闘を祈ります!